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リハビリ

リハビリテーションとは

リハビリテーションとは、病気や怪我によって身体の運動機能(起き上がる、立ち上がる、歩くなど)や認知機能(記憶力、注意・集中力、段取りなど)、日常生活能力(整容・更衣・排泄・移動手段など)、コミュニケーション機能(話す・聞く)、摂食・嚥下機能(食べる・飲み込む)などの生活していくために必要な能力が低下した方に対して、それぞれの専門家が機能訓練や日常生活動作練習、言語訓練、摂食・嚥下訓練、認知訓練などを通じて、機能の回復から生活しやすい環境を整えることまでを図ることの総称です。

リハビリの種類としては、理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3種類があり、それぞれの専門分野があります。
また、日常生的な生活全般が障害されるため、障害された機能を補うための装具療法や福祉用具(車椅子からコミュニケーション補助具まで)の選択、家屋の環境調整(手すりの設置など)なども含めて対応します。

リハビリの種類

●理学療法(PT)
基本的な動作、寝返り、起き上がり、立ち上がり、立位、歩行などの訓練や日常生活動作訓練、身体機能の改善のため筋力強化訓練、筋肉や関節の柔軟性改善の訓練などの運動療法を実施。
呼吸機能の低下については、呼吸介助や排痰などの呼吸理学療法、腰・肩などの痛みの軽減については、温熱器具・低周波治療器、マイクロ波治療器、牽引機器などの物療機器を用いて対応します。

●作業療法(OT)
日常的な生活動作(食事・更衣・トイレ・入浴など)の獲得や安定性の改善を目指した動作訓練、指先の細かい動きの評価・練習や作業活動、注意力・記憶力など認知機能改善のための高次脳機能訓練などを行います。
また、生活動作改善のための福祉用具・自助具の検討や使用練習などにも対応します。

●言語聴覚療法(ST
 
①言語(話すこと・聞くこと)のリハビリ
脳血管疾患などによる脳の障害により、言葉を話す・話を理解して聞くことなどのコミュニケーション機能が低下した方に対して、話すための構音訓練や話を理解するための高次脳機能訓練などを行います。
また必要に応じて代替手段として50音表やコミュニケーションなどの(※ACC)導入うを行い、本人の残存能力を活用したコミュニケーション方法をテ提案して援助します。
※ACC:Augmentative and Alternative Communication(拡大・代替コミュニケーション)
話すこと・聞くこと・読むこと・書くことなどのコミュニケーションに障害がある方が、残存能力とテクノロジーなどを代用手段として、コミュニケーションをとるための技法です。
⇒詳しくは「STなび」のホームページをご参照下さい。stnavi.info/app/aac
●小林病院リハビリの流れ

小林病院リハビリ対象疾患

●脳血管疾患
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、パーキンソン疾患、神経難病などによる身体機能低下など

●運動器疾患
変形性膝関節症などによる膝の痛み、五十肩、肩関節周囲炎などによる肩の痛み、頚椎症などによる首の痛み、脊柱管狭窄症、ヘルニアなどによる腰の痛み、脱臼や骨折後の機能回復など

●呼吸器疾患
肺炎、慢性閉塞性肺疾患などによる呼吸機能低下や身体機能低下など

物理療法機器の紹介

超音波治療器
エルゴメーター
マイクロ波治療器
低周波治療器
渦流浴

リハビリ室の様子

調理練習
巧緻動作練習
ストレッチ
歩行練習
退院前の家屋調査

病気の発症前と体の動きが違ってくるため、ご自宅に伺って必要な福祉用具の導入、段差の解消や手すりの検討、玄関の出入り方法の検討など、安全に日常生活を送れるように患者様・ご家族と一緒に確認します。

訪問リハビリ

病院へ通院してリハビリを受けることが困難な方に対しては、ご自宅に伺って行う「訪問リハビリ」を実施しています。

ご自宅では、屋内外での歩行練習、関節のこわばり改善、低下しやすい筋力の維持、運動による心肺機能の改善など、利用者様の状態に合わせて対応します。

※ 訪問リハビリは介護保険対応と医療保険対応のものがあります。
介護保険を利用されている方は担当のケアマネージャーにご相談してみてください。 訪問リハビリの内容や利用方法について詳しく知りたい方は、当院相談室までご連絡ください。

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