本文へ移動

看護部

看護部長挨拶

 私たちは、看護部の基本理念に掲げているように、「人と人」との関係(つながり)を大切にし、地域の皆様に信頼される病院になれるよう日々努めております。
 具体的には、在宅や施設等からの入院、病院から在宅や施設等への復帰に向け、在宅看護専門看護師及び訪問看護師認定看護師の資格を有する看護師を中心に、病棟・外来の入退院支援担当看護師、MSW等と連携を図っています。また、入院時から退院後の生活を見据えた支援を行い、患者様とそのご家族の相談にも細かに対応しております。
 看護職員においては、クリニカルラダーと目標管理を導入し、個々の達成目標に応じた教育や自己研鑽ができるよう、院内外の研修参加の推進、インターネット講義を活用した支援等を行い、看護の質アップに努めております。
 今後も安心・安全で切れ目のない医療・ケアが提供できるよう、患者さまの気持ちに寄り添いながら、他職種とチームを組み協働してまいります。


看護部長 
冨岡鶴代

看護部理念

『「人と人」との関係を大切にし、
「あなたに会えてよかった」と
思われるような看護職員を目指します』

基本方針

●感性・想像力を育て、鍛え、人間性を理解するように努めます
●患者さま・ご家族の気持ちを理解する為に、同じ目線で会話します
●自分たちが行っている看護や体験を伝え合い、お互いの進歩を図ります

2020年度看護部目標

1.入院・受診が必要な患者さまを早期にキャッチし支援する
 ※患者さまへの情報提供・相談支援
 ※重症化予防の取り組み
 ※退院患者さまのフォローアップ
2.患者さまの想いを尊重した看取り「人生の卒業」に向け支援する
3.投薬・注射を確実・安全に実施する

1.看護単位(3単位)

〇2階病棟
病床数:50床(一般病床26床地域包括ケア病床24床)
一般病棟入院基本料急性期一般入院料 4

〇3階病棟
病床数:49床
療養病棟入院基本料 1

〇外来・中央材料室

看護部の概況と活動

看護部の組織図  (画像をクリックすると拡大します)

看護部の運営図 クリックすると画像が拡大します。

看護部教育制度

教育理念

 小林病院・看護部の理念に基づき、さらに病院の基本方針の一つ「親切で心のこもった最善の看護をします」とあるように、患者さま・その家族を取り巻く集団の「生活のQOL」の向上を目指した質の高い看護サービスを提供する看護職員を育成します。
そのためには、個々の学習ニーズと目標を尊重し、専門職業人として、成長発達を支援するための教育的臨床環境をつくりだすことを目指します。

教育目的

 専門職業人として科学的、創造的、かつ主体的に質の高い看護が実践できるよう、成長段階に応じた教育的支援をします。

教育目標

 患者さまの受け持ち看護師として自立し、より専門的な看護領域を深めるために必要な臨床看護実践能力を育成します。

クリニカルラダーシステム

 クリニカルラダーシステムとは、臨床実践能力の基準を示したもので、個々の看護職員が、専門職として主体的に能力開発ができるように支援するツールです。
※レベルⅠ~Ⅴ⇒看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)に準じて当院で作成

教育計画

 e-ラーニングを導入しています。
 小林病院クリニカルラダーとe-ラーニング併用で、個々のレベルに応じて確実に看護実践能力が向上するよう、学べる環境を整えています。

看護単位紹介

外来・中央材料室

  • 外来では、常に患者さまが安全に安心して診療、検査・治療、処置等を受けて頂けるよう、ケアすることに努めています。
    患者さまと看護師との親しみやすい距離感が当院の特色であり、「感じる心、思いやる心、もてなす心」を大切に、日々患者さまに接しております。
    患者さま一人ひとりに寄り添いながら、患者さま・ご家族の希望や思いを考慮し、安心して治療や療養生活が受けられるよう力を注ぐとともに、患者さまに継続的に関われるよう、診療部、医事課、医療相談室等と連携を図るのも私たちの役割です。
    また、当院では訪問診療による在宅医療を行っており、住み慣れた環境で継続的に医療が受けられるよう、訪問看護師と連携しながら、今後も地域の皆様に頼られる外来を目指します。

    中央材料室では、蒸気滅菌器、ガス滅菌器を作動させて滅菌業務を行っています。
    各部署への滅菌物払い出しを含め、衛生材料や器具の在庫の定数管理を行い、安全に物品が提供できるよう、最新の注意を払いながら日々業務に取り組んでいます。

    スタッフからの一言
    【外来看護師】
    私は以前、他病院の病棟で勤務していましたが、小林病院では1年目の新人?看護師です。
    小林病院に入職して一番に感じたことは、チームワークの良さです。
    看護師間だけでなく、他職種の方々とも声を掛け合い、患者さまがスムーズに苦痛なく診察が受けられるよう努めています。
    また、毎日多くの患者さまが受診される中で、殆どの方のお名前とお顔をスタッフが覚えていることに驚きました。
    患者さまの支えになりたいという思いで、日々一人ひとりの患者さまと向き合っており、こうした関わりが、患者さまからの信頼につながるのだと感じます。
    私もそうなれるよう、日々精進していきます。

2階病棟

  • 病床数50床(一般病床26床、地域包括ケア病床24床)1単位の病棟です。
    患者さまが安心して安全な入院生活を送れるよう、他部門(診療部、医事課、医療相談室、薬剤科等)と連携、他職種とのカンファレンスを行い、早期に在宅復帰ができるようにすると共に、患者さまやご家族の方々の希望を確認し、より良い入院生活が送れるよう努めています。また、患者様の尊厳を保持した退院支援を行っています。
    医院・クリニックからの紹介で入院された患者さまは、病状の回復状況に応じて、退院後も当院が引き続き担当したり、紹介いただいた医院・クリニックへ依頼等を行うなど、切れ目なく診療が受けられるようにしています。
    病棟内では、少しでも患者さまのストレス緩和になればとアロマテラピーを使用した看護ケアを行っています。

    スタッフからの一言

    【1年目新人看護師】
    資格取得後は、覚えることもたくさんあり、やらなければならないことが出来ず、数々の失敗から空回りを繰り返してしまう日々でした。先輩たちのように働いていけるか不安だったことを覚えています。
    しかし、プリセプターをはじめ先輩方から多くの事を教えて頂き、採血の際には自らの腕を差し出してくれるなど、知識や技術をしっかりと教えてくれました。
    自分も後輩が出来た時は、しっかり知識や技術を教えられるよう、これから多くの事を学んでいきたいと思います。

    【新人看護補助者】
    以前より看護には興味があり、看護助手の仕事を選びました。
    何の知識もなかったのですが、先輩や看護師の方々がわかりやすく教えてくれるので、日に日にやりがいを感じるようになってきました。
    看護師と看護助手がお互いに声を掛け合い、とても良い雰囲気で働きやすい職場です。
    1歳と4歳の子供を施設内の託児所に預けているのですが、とても良い保育士の先生なので、安心して仕事に取り組むことが出来ます。

3階病棟

  • 病床数49床の医療療養型病棟です。
    患者さまの活動や気力が療養生活で低下したり、単調な生活にならないよう、スタッフ一同下記に示すような活動に力を注いでいます。

    ・学習療法 認知症の予防・改善のため、学習療法を実施しています。認知症認定看護師、学習療法士、病棟スタッフが連携し、患者さまの状態やレベルに応じた内容を選択し学習を行っています。学習療法を重ねるごとに笑顔が増え、積極的に取り組む姿が見られています。 

・入院から退院までの支援
 入院後患者様、ご家族の意向・希望を確認しながら医師をはじめ病棟看護師、他部署と連携し支援を行います。何でも話せる相談できる病棟です。
 
・病棟デイ
 ベッド上での寝たきり生活は、日々の生活に変化がなくなり、認知症の悪化にもつながる恐れがあります。週に3~4回病棟デイと名付け、患者さまや病棟スタッフが一緒に歌や体操などを行い、和める場所づくりを行っています。

・病棟レクリエーション
 毎週1回お茶会を開催し、コーヒーやココア、カルピス等を飲みながら気分を変えて歓談できるよう工夫しています。月1回日曜日にご家族の方々も交えて、クリスマスリースや貼り絵、書道等を行い、ご家族と一緒に活動する場を提供しています。

・病院レクリエーションの協力
 敬老の日とクリスマスに開催しています。敬老の日は、宮寺保育所の園児たちが歌やお遊戯を披露し、参加された患者さまの笑顔を誘っています。クリスマスにはコンサート等を行い、日頃聴く機会が少ない生の音楽に触れて頂いています。

 ・アロマセラピー
  週1回アロマセラピストにより、癒しの場を提供しています。病棟内に精油の香りがただよい、スタッフも一緒に癒されています。
   


  • 夜勤帯は看護師2名、看護補助者1名の計3名で勤務、救急外来患者も担当しています。
    平成30年4月より在宅復帰機能強化加算を取得しました。
    1ヶ月以上入院され、その後在宅や施設に退院された患者さまを対象に、在宅や施設での生活が継続できるよう病棟看護師・訪問看護認定看護師が訪問し、ケアマネージャ等と調整しています。

    スタッフからの一言

    【正看護師を目指す新人准看護師】
    学業と仕事の両立は大変なことも多く、心が折れそうになることもあります。しかしプリセプターをはじめ、先輩方の温かい指導のおかげで、学ぶことの楽しさや発見の充実した日々を送っています。
    教育制度が整った環境、新人の成長を温かく見守ってくださる先輩方に感謝の気持ちでいっぱいです。一日でも早く一人前の看護師として患者さまのお役に立てるよう、知識・技術の向上と自分自身の成長が図れるよう努めていきたいです。

    【3年目看護師】
    新人指導が充実しており、プリセプターが丁寧に根拠をつけて説明・指導してくださいます。また先輩方は新人でない私にも、今まで培ってきた技術・知識を惜しまず温かく指導してくださるので、安心して仕事に励んでいます。
    准看護師から正看護師にステップアップできる環境も整っており、「看護師になってよかったな」「看護師は素敵な仕事だな」と実感できる病棟です。
【看護補助者】
 初めての仕事で不安でしたが、看護師がマニュアルに沿って介護ケアを指導してくれました。介護ケアだけでなく、看護補助者が業務も覚えなければいけませんが、皆さんがフォローをしてくれます。
患者さま、ご家族の方から「小林病院」「3階病棟」に入院してよかった」「本当にありがとう」とお言葉を頂けれることで、スタッフは何倍も頑張ることができます。人と人とのつながりを大切に日々の看護を実践しています。

認知症看護認定看護師

認知症看護認定看護師 宮岡 知子
 
認知症患者様・ご家族様に入院時から退院後の生活に向けて、認知機能維持・向上を目指し、スタッフ及び多職種と連携を図っています。
慣れない入院により認知症患者様の不安や混乱が、最小限になり安心して医療が受けられるように患者に寄り添いその人に合わせた支援をしていきたいと考えています。
現在、新型コロナウイルス感染症予防のため、面会が出来ない状況下で患者様やご家族が淋しさや不安などを感じられています。スタッフが日々コミュニケーションを図りながらケアやレクリエーション等を行っている状況です。
新型コロナ感染症の終息を願い、平穏な日常生活へ戻れる日を心待ちにしています
お困りごとがございましたらお気軽にお声掛けください
 
活動
H28年6月認知症ケア加算2取得
H29年10月認知症ケア加算1取得
‣週1回の認知症ラウンド開催(医師、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリ科、社会福祉士)
‣カンファレンス週1回実施
平成28年から認知症サポーター養成講座年1回開催  
カフェ「よっちゃん」開催  現在休止中
※緊急事態宣言前に撮影しています。

在宅看護専門看護師

在宅看護専門看護師・訪問看護認定看護師  河村 理絵


 昨年度、日本看護協会の専門看護師審査に合格し、これまでの認定看護師としての役割に加え、倫理調整や看護研究への取り組みなどの役割拡大に取り組んでいるところです。

 医療相談室に所属し、入院中の患者様だけでなく、当院の訪問診療を受けている患者様や、外来受診されている患者様とそのご家族にも関わらせていただいております。


 病院に所属する在宅看護専門看護師として、在宅や地域と病院を「繋ぐ」ことが大きな役割だと感じています。院内の入退院支援看護師連絡会では、退院後のフォローアップを通じて、病棟の看護がどう繋がっていくのかスタッフが実感し、情報提供の方法や看護指導のあり方、院内連携のあり方などについて検討しています。また、私自身も積極的に地域に出て、地域包括支援センターの職員やケアマネージャーの皆様と交流しながら、地域に開かれた病院であり続けられるよう、意識しています。


 また、今年度の活動として、看護部目標である「人生の卒業」に向けた支援に欠かせない、アドバンスケアプランニングについての院内研修にも取り組んでいます。ACPとは何かということだけでなく、指針となるガイドラインの知識、患者様主体の生き方の選択に向けた看護師の姿勢や価値観など、一歩踏み込んだ研修をすることで、患者様の思いを引き出す働きかけができるよう、支援していきたいと思っています。

                                        2020年 7

※緊急事態宣言前に撮影しています。

2020年度新人看護師研修計画

(2020-07-22・93KB)

2020年度看護補助者研修計画 レベルⅠ

(2020-07-22・89KB)

2020年度看護補助者研修計画 レベルⅡ

(2020-07-22・80KB)

看護補助者教育
  • 病院主催による研修
  • 看護部教育委員会
  • 教育計画研修
  • 現場内研修
  • 看護協会教育研修参加計画
  • その他
  1. 医療制度の概要及び病院の機能と組織の理解
  2. 医療チーム及び看護チームの一員としての看護補助業務の理解
  3. 看護補助業務を遂行するための基礎的な知識・技術
  4. 日常生活の介助
  5. 生活環境の整理整頓
  6. リネン類の管理
  7. 患者の日常生活に使用する物品(消耗品)の管理
  8. 医療器具の洗浄と消毒
  9. 感染症について知識と注意事項
  10. 接遇
  11. 守秘義務、個人情報の保護
  12. 看護補助業務における医療安全と感染防止 等
2.キャリア開発
(1)認定看護師
  • 認知症認定看護師 1名   訪問看護認定看護師、在宅看護専門看護師 1名

看護部所属 医療相談室に勤務し、院内外において横断的な活動を行っています。
(2)認定看護管理者(看護協会、看護大学において研修)2018年4月現在
  • ファーストレベル修了者 4名
  • セカンドレベル修了者 3名

(3)医療安全管理者(病院協会、看護協会においての研修受講修了者) 6名

5.実習生受け入れ

  • 入間准看護学校:基礎・各論実習
  • 埼玉医科大学 保健医療学部看護学科4年生:応用(管理)実習

6.地域行事への看護師派遣

「地域に根ざした医療を目指す」小林病院として、地域の行事に看護師として参加しています。

1.宮寺地区体育祭(看護師2人)

  • 競技の開始から終了まで救護係を担当します。

2.宮寺・二本木地区子どもまつり(看護師2人)

  • 宮寺小学校・狭山小学校の児童併せて約600人参加。
  • 開始から終了まで救護係を担当します。

3.いってんべー宮寺・二本木八景ウォーキング大会(看護師1人)

  • 開始から終了まで救護係を担当します。

4.地域交流会(看護師2人)
  • くみちゃんちフェスタ
  • 12月初旬2日間
  • 開始から終了まで健康チェックを担当します。
TOPへ戻る