新年明けましておめでとうございます。
昨年も、新型コロナウイルス感染症の対応に追われて、あっという間の一年でした。終息は叶わないかもしれませんが、今年こそは落ち着いて、少しでもいつもの日々や生活が戻ることを願うばかりです。
今年も小林病院は、通常外来等の他に、発熱外来・PCR検査・ワクチン接種・陽性患者様の入院受入れなど、地域の皆様が安心して暮らせるよう職員一同頑張って参ります。(昨年一年間、頑張ってくれた職員には感謝の気持ちでいっぱいです!)
今年もコロナに負けてはいられないと、色々なことにチャレンジしていこうと考えていますが、まず紙でやりとりを行なっている年賀状の廃止を当院では決めました。関係者の皆様には今年からは当院の年賀状が届かなくなりますが、どうぞご了承下さい。
年賀状に代わりまして、皆様にはこのホームページで新年のご挨拶をさせて頂きます。年賀状は昔からある日本の風習ではありますが、紙・印刷のコストや、作成・配送に携わる人の手間を省いて他に有効利用が出来ればと考えます。他にも新たな視点で省けるものは省いて、有効に活用していきたいと思います。
さて、コロナ禍の今年度の目標ですが、地域医療の充実と地域住民の健康増進の2点を中心に取り組んでいきたいと思います。
入間市も全国同様、人口減少・高齢化が徐々に進んでいます。都心とは違って交通手段が少ない上、免許を返上される方も増えていく・・。
そのような状況下で、まず、当院では訪問で行なっている診療・看護・リハビリを更に強化していきます。訪問に携わる人員の増員、教育の充実を図り、一人でも多くの「通院が出来ない」・「在宅で過ごしたい」という患者様に寄り添います。入院が必要になった場合は、当院にスムーズに入院することも可能。埼玉医大国際医療センターや、入間市は勿論、飯能市や狭山市など周辺の病院やクリニックと連携を密にして、医療体制の強化を図ります。
2点目は地域住民の皆様の健康増進です。すでにチョイソコのワゴン車が入間市を走っているのをご覧になった方もいらっしゃると思います。「ちょいとそこまでご一緒に」からネーミングされたチョイソコ。令和3年から、入間市、埼玉医大、アイシン、イオン、アシックス、小林病院などが共同で研究をしています。ちょうど昨年11月から今年の1月まで宮寺・二本木地区でチョイソコが試験的ではありますが元気に走り回っています。事前にご予約頂ければ、ご自宅から色々な施設に送迎をしてもらえます。チョイソコで出かければ、イベントに参加出来たり、お買い物の際にカートでリハビリしたり、たくさん歩いてポイントを集めて商品をゲットしたり・・。ちょいとそこまで出かけることが楽しくなって、体力も気力もアップしていく・・そんな仕組み作りです。このような仕組みが広がって、近い将来、子供からお年寄りまで誰もが、気軽にいつでも出かけることが出来るようになり、入間市が活気あふれる元気で楽しい街になることを私は願ってやみません。
当たり前が、当たり前ではなくなって3回目の新年のご挨拶です。ゆっくりではありますが、ウィズコロナで当たり前を取り戻していきたいと思います。
今年も1年間どうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとっても良き一年でありますように。
小林病院 院長
小林 良樹