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認知症看護認定看護師

当院は認知症ケア看護師がいます。

認知症看護認定看護師

認知症看護認定看護師 宮岡 知子

  2023年10月

認知症看護認定看護師活動の1部を紹介します

 新型コロナウイルス感染症は、2023年5月から感染症分類が2類から5類に代わりましたが、医療機関内ではコロナウイルス検査やインフルエンザ検査結果陽性の方が、5類以降も散見されています。

そのような状況ではありますが、外出する人々は増え、社会活動再開の動きが見られるようになり、少しずつ元の生活に戻りつつあります。会話やおしゃべりすることで、認知機能低下予防や外出し出歩く機会が増えることで筋力向上にも繋がります。日常の生活が認知症予防にはとても大切なのだと改めて感じております。

 病院内は高齢者の方で基礎疾患をお持ちの方が療養されていますので、感染を考慮し家族の面会が制限されています。リモート面会を行っていますが、対象者に限りがあることや対面での面会がかなわずさみしさを抱えている患者さんがいらっしゃいます。そんな寂しさを少しでも和らげようと、

少人数(5名程度)の患者さんを集め、月2回ペースでアクティビティケアを実施しています。

アクティビティケアとは、認知症の患者さんや高齢の方々が、生き生きとした生活を取り戻すためのケアです。

当院では、病棟看護師と看護補助者の協力を得て、認知症のある患者さんが、少しでも入院生活前の環境に近づけるよう考慮しています。レクリエーション等を通して入院生活にメリハリをつけ、生活リズムや睡眠時間を整え身体機能活性化や精神安定を図ります。


以下にアクテビティケア項目内容をいくつか紹介します。

〇ラジオ体操 〇輪投げ 〇魚釣り 〇玉入れ 〇スクラッチアート

*毎回リアリティオリエンテーションや昔の話など楽しい会話を取り入れています。

暑い夏が終わり、過ごしやすい季節となりました。先日敷地内の散歩に出ました。花壇に花が咲き、裏にはキウイフルーツが実っていました。参加された方の笑顔が印象的で、久しぶりの日光浴でした。

令和3年から入間市ではオレンジ色の花を植え、認知症月間の9月にオレンジガーデニングプロジェクトを行っています。来年度は小林病院も参加できるよう準備をすすめます。

これからも認知症の方が少しでも暮らしやすいように、支援していきたいと考えています

認知症看護認定看護師  宮岡知子

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