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みなさんこんにちは
訪問看護ステーション青い鳥の看護師の北野と申します。

私は現在、訪問看護師として自宅に訪問し、安心して療養生活が送れるような支援をしています。
今回特定行為研修を終了し、特定行為看護師になりました。

特定行為看護師は2023年9月の時点では全国で8820人います。現在年間1000人〜2000人程度増えていますがまだまだ少ないのが現状です。
始まりは2015年に厚生労働省が施行した「特定行為に係わる看護師の研修制度」によって定められました。

特定行為には21区分38行為がありそれぞれ区分ごとの特定行為が医師と作成する手順書というものがあれば実施できるようになります。実際に私ができるようになった行為は
褥瘡又は慢性創傷治癒における血流のない壊死組織の除去」

「②胃瘻カテーテル若しくは腸瘻カテーテルまたは胃瘻ボタン交換」

「③気管カニューレの交換」

「④脱水症状に対する輸液による補正」

「⑤持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整」

の5つです。この行為は、利用者さんや介護をされている方の通院の負担(金銭的にも体力的にも)の軽減、タイムリーに必要な医療ケアを提供できるという利点があります。また最近は医師のオーバーワークが問題となっています。医師から他の職種への業務移管も課題となっています。その一つとしてこの特定行為看護師という制度が作られました。

今後協力していただける医師や医療機関が増えることで、みなさんの役に立つことができるように頑張っていきたいと思います。まずはみなさんに特定行為看護師を知っていただくことが第一歩だと思っています。何か質問や相談があるときにはお気軽に声をかけていただきたいと思っています。