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病院広報「青い鳥」

青い鳥

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平成28年02月01日 発行 病院広報 第90号

地域包括ケアシステムとは

看護部 天野 節江

さまざまな状況の高齢者が皆、住み慣れた地域で生活を送れるために、必要なサービスが切れ間なく、包括的に提供される仕組みです。高齢者が住み慣れた地域において自分で生活できるように、保健・医療・福祉・住宅の各行政が連携をとって進むということです。人々の意識が「保健や医療、福祉などの分野別の縦割りサービス行政では不十分であり、利用者を中心にして切れ目なく包括的にサービスを提供しなければならないのだ」と変化していくことです。
 地域包括ケアシステムの5つの構成要素として、「介護・リハビリテーション」「医療・看護」「保健・予防」「福祉・生活支援」「住まいと住まい方」を掲げています。これらの構成要素が、中学校区程度を念頭に置いた、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域において、利用者のニーズに応じて適切に組み合わされ、入院、退院、住宅復帰(通院)を通じて切れ目なくサービスを提供されるというものです。
 
 日本は、世界に類を見ないスピードで高齢化が進み、65歳以上の人口は、現在3000万人を超え(国民の約4人に1人)、2042年の約3900万人でピークを迎えることが予想されています。その中で、75歳以上高齢者の全人口に占める割合も増加していき、2055年には25%を超える見込みです。このような状況の中、団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年以降は、国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。

介護状態となっても可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるように、「医療」「介護」「予防」「住まい」「生活支援」が包括的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していくことが必要なのです。

 この取り組みの制度的な推進については、2006年の介護保険法制度改正において、地域包括支援センターや地域密着型サービスを創設するなど、その一歩が踏み出されました。
 2012年の改正により、国および地方公共団体の責務として包括的に推進することが位置づけられました。2014年に成立した「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」(医療介護総合確保推進法)においては、「地域包括ケアシステム」については「地域の実情に応じて、高齢者が、可能な限り、住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように、医療、介護、介護予防(要介護状態若しくは要支援状態となることの予防又は要介護状態若しくは要支援状態の軽減若しくは悪化の防止をいう。)、住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制」と明確に定義されました。
 地域包括ケアシステム5つの構成要素として「介護・リハビリテーション」「医療・介護」「保健・予防」「福祉・生活支援」「住まいと住まい方」を掲げています。
 これらを実際に支える方法は多様です。「自助」(自身や家族による対応、市場サービスの購入、介護保険や医療保険の自己負担分)、「互助」(ボランティアなどの支援、地域住民の取り組み)、「共助」(介護保険や医療保険制度による給付)、「公助」(税金による負担)が重複しながら行われていくものです。
 そして、これらの構成要素を利用する「本人と家族の選択と心構え」は、この地域包括ケアシステムを支えていく上で同じように重要です。
 自立支援の観点から、高齢者自身が、住まい方や暮らし方について自ら選択し、要介護状態にならないための予防や、要介護状態となっても自分の能力の維持向上に努めるような姿勢が醸成されるよう、「自助」の姿勢も重要です。
 「自分たちがどのような生き方」をするか、について家族の間においても時間をかけて話し合って方向性を出しておくことも求められてきます。
 厚生労働省では今年度(27年度)、モデル事業として、患者の意思を尊重した「人生の最終段階における医療体制整備支援事業」に取り組んでいます。人生の最終段階における医療にかかる意思決定支援は、厚生労働省では初めての事業であり、医療機関における相談員の配置や委員会の設置などによる相談体制の整備を目的にしています。
 地域で生活する私たち住民も、最期まで自分らしく〃生きる〃ことを支えてもらえるような生き方が大切になってきます。そのような生活を送るために、必要な情報や専門職の助言などを理解して選択できるような環境も整えていかなければなりません
 地域の実情は、高齢化の進展状況1つをとってみても、人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市もあれば、75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少する町村部等、さまざまです。
 だからこそ、地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくことが必要である、という方針が出されました。2015年の4月から、具体的な取り組みを開始した自冶体もあります。入間市は、2016年の4月から開始となっています。
 地域包括ケアシステムの構築は、いわば「まちづくり」です。

病院レクレーション クリスマス会

院長 小林 良樹

毎年恒例のクリスマス会が2015年12月10日に開催されました。
 当日は当院のクリスマス会には常連となっているミュージックボックスの皆さんの生演奏で始まり、職員によるハンドベルの演奏、それに合わせて患者様にも歌を歌っていただきました。

院長 小林 良樹

最後に当院の院長、小林良樹先生がミュージックボックスさんの生演奏で「高校三年生」と、患者様からアンコールをいただき、「青い山脈」の2曲で歌声を披露し、大変な盛り上がりの中閉会しました。
 患者様も懐かしい曲を聴いたり、一緒に歌ったり・・・楽しんでいただけたかな?と思います。

花粉に注意しましょう

花粉の飛ぶ時期になってきました。2月から3月の時期は特に多くの花粉が飛ぶ時期ですので、花粉症の自覚のある方は早めの備えが必要です。地域によって差はありますが、関東のスギ花粉のピークは2月初旬から4月末と言われています。
 ウエザーニュースでは、2016年の花粉飛散量は2015年の夏の暑い時期が短かったことが影響して、平年よりは少ない見込みと発表がありました。
 皆さんも、日ごろから花粉情報をチェックして早めの対策を心がけましょう。

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