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病院広報「青い鳥」

青い鳥

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平成25年12月05日 発行 病院広報 第77号

ご存知ですか?

薬剤師 鈴木 香子

かかりつけ薬局

 多くの皆様は病院の近くの薬局(以下門前薬局)を利用していらっしゃると思います。便利であるということ、門前薬局は病院の薬局と思っている人がいまだいるからです。
門前の薬局は、病院とは全く関係が無いのです。
 利便性を考え医療機関の近くには必ずといっていいほど薬局があります。でも自分にあった薬局、自分の納得する薬局を選んでいいのです。「かかりつけ病院」「かかりつけ医師」をもっている人は多いですが「かかりつけ薬局」はあまり聞きません。でも患者さんのメリットを考える時、何処の医療機関で発行した処方箋であろうと、決まった薬局で調剤してもらうようお奨めします。
 20年も前になるでしょうか、抗癌剤を使用している人が皮膚科で処方してもらった帯状疱疹の薬を内服したため、相互作用で15名も死亡し大きなニュースになったことがあります。(ソリブジン事件)その件もあり薬の情報の重要さが認識されるようになりました。現在のように処方された内容をお薬手帳に記入していれば、医師や薬剤師は気づき死亡に至ることはなかったと考えられます。
 日本薬剤師会も薬の安全性から「かかりつけ薬局」を推奨しています。常に同じ薬局を利用すれば薬の重複投与、相互作用、副作用のチェック等確実にできるからです。

薬局に行った時は

  • ①お薬手帳は必ず持って行きましょう
  • ②サプリメントの使用も伝えましょう
  • ③医師に伝えた現在の状態も薬剤師に伝えると良いでしょう。
     例えば歯茎の炎症も筋肉痛も副作用かも知れません。
     医師には勿論薬剤師にも伝えましょう
  • ④気になることがあったらなんでも質問しましょう

 それでも便利な門前薬局を利用したい人は「お薬手帳」を必ず持参し記録してもらってください。そうすれば安全性は確保されると考えられます。
 ただ門前以外の薬局では繁用していない薬は備蓄していないことがあるので、すぐ間に合わないこともあります。土日や時間外には薬があるかどうか問い合せてください。門前薬局ならお薬が無いということはあまりありません。

新薬とジェネリック薬品

 厚生労働省がその使用を推し進めていることもあり、最近はジェネリック医薬品(以下GE)を希望する人がかなり多くなりました。日本でのGEの普及率は40%位だそうです。まだ米国に比較し少ないようですが、2018年3月までには60%以上を目標としているようです。
 昨年の4月からお薬の説明書には、処方された薬のGEの有無、在庫の有無、薬価の比較等載っています。処方箋には成分名記載も可能で、この場合薬剤師は患者様と相談しながら薬品を選びますが、実際にはほとんどが商品名で書かれています。GEに変更したい場合は、医師にお願いするか、薬局でお願いすると変更してもらえます。(薬局で変更する場合は、処方銘柄の近傍に≪変更不可≫の記載がないときに限ります)途中で変更したい時には、処方箋提出時にその旨をお伝えください。
 薬局ではたくさんのGEから味・香り・効果・大きさ・薬価・扱い易さ等を検討して採用をしていますので、薬局を変更すると違う銘柄・規格の薬になることがあります。したがって支払い金額も異なることもあります。GEに変更すると患者さんの支払いが安くなるだけでなく、保険組合や自治体、国の負担も少なくなります。
 GEは、15年、20年という長期に渡って研究され開発された薬(有効成分)の特許がきれたあと他の会社が同じ成分で作った薬です。GEは新薬(先発薬品)と同じ有効成分を含有する医薬品ということでいろいろな調査は省略されています。当然経費はわずかですむため薬価は安く設定されています。
 新薬の開発から患者さんに投与されるまでには長い年月と莫大な費用がかかっています。新薬が発売されてからも市販後調査をして、安全性や有効性を調べることが義務付けられています(医薬品情報担当者が病院や薬局を回って副作用等の情報を収集しています)。
 有効成分は同じなので基本的には薬効は同じです。しかし製法や添加物が会社により違うこともあるので必ずしも同等の効果が現れるとは限りません。添加物や製法の違いで薬の吸収が変わり、効き目も変わってくることもありえるのです。速く吸収されれば血中濃度は上がり副作用が出やすくなることもあるでしょうし、遅ければ効果が十分上がらないこともあることでしょう。添加物の違いから後発に変更したら発疹が出るということもありえます。勿論すべての面で同等、またはそれ以上の薬もありえると思います。

 以前テレビのコマーシャルで支払いが2/3になるとか、半額になるとか言っていたように記憶していますが、対象の薬価がそうなるだけで総支払い額の2/3、半額になるわけではありません。厚生労働省は来年の薬価改正ではGEは先発薬品の50%か55%にするよう検討しているようです。

 最近はGEのほうが剤形上飲みやすい工夫がされていたり、味が良いという薬も出ています。特にお子さんの場合には飲みやすさや味は服薬する上で重要な問題になるためGEの方が良い思われることもあります。嚥下の問題を抱えている高齢者にとっても同様で、口の中で崩壊する等工夫されています。
 薬を調節して効果をみているとき、過去の経験から明らかに後発薬の効果が落ちると判っているとき等後発に変更すると問題が考えられる場合があります。気になるときは医師または薬剤師に相談すると良いでしょう。

感染症の予防は手洗いで

 冬の感染症の代表はインフルエンザとノロウィルス(感染性胃腸炎)ではないでしょうか。これら感染症を予防するためには感染経路を絶つことですが、そのためにはこまめに手洗いする、という知識は誰でも持っています。しかし手洗いの方法を習得しその通りに洗っている方はどのくらいいるでしょうか。せめて感染症がはやる冬の時期、手洗いは爪の中から指の間、手のひらのしわの間まで洗うつもりでしっかり時間をかけて洗いたいものです。

インフルエンザ

インフルエンザは急な発熱に始まり悪寒(発熱時に感じる寒気)、咳、頭痛、筋肉痛、関節痛、下痢などの症状が出ます。
☆≪うつされないように、またうつさないように注意しましょう≫
*うがいや手洗いを頻繁にしましょう
*咳・クシャミの際は口・鼻をティッシュ等
 で押さえましょう
*むやみに口や鼻を触らないように気をつけましょう
(マスクはそれも防止します)

☆≪かかったときは≫
*水分はこまめにとり、栄養・休養を十分とりましょう
*家族間で感染をしないようにマスクをするなど対策をとりましょう
*症状が改善しても抗ウィルス薬は全部飲みきってください
*解熱後2~3日間(最低5日間)は外出をさけましょう

ノロウィルス対策

潜伏期間は24~48時間で吐き気、下痢、腹痛、発熱(37~38℃)です。

感染経路

患者の便や嘔吐物から人の手を介しての二次感染、またそれらが乾燥することにより空中飛散し、吸入することによる二次感染。
飛沫などで感染
食品 汚染された食品を食べたことにより感染(感染した人が調理、加熱不十分な二枚貝など)

感染に関する注意
*食事前、トイレ後、調理前後の手洗いをしっかりしましょう
*調理器具はいつも清潔にしておきましょう
*汚染源の始末:嘔吐物をふき取った後は消毒しましょう
*汚物はビニール袋で密閉廃棄しましょう
(ビニール袋の中に塩素系消毒薬を入れる)
*排便後にはトイレの蓋をしてから流しましょう

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