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病院広報「青い鳥」

青い鳥

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平成25年9月30日 発行 病院広報 第76号

異常気候に疲れていませんか  

看護部長 天野 節江

目まぐるしい気象の変化と猛暑

 今年の夏の目まぐるしい気候の変化に疲れたと感じていらっしゃる方が多いと思います。
 5月31日(金)に突然の入梅宣言があったものの、しばらくは雨が降らず「空梅雨?」と囁かれ始めた頃から、雨は降り始めましたが関東圏内を賄う水甕には7・8月に必要な水は貯留されなかったようです。実際、8月になってから節水・節電の計画がニュース等で話題になっていました。
 梅雨明け宣言も突然で、その日の夜のニュースで「今日、梅雨明けしました」と7月に入って間もなくでした。そして、直後からの猛暑・酷暑の連続で毎日のように"熱中症で搬送されたニュース"が、テレビ、新聞の記事で賑わっていました。
 7月下旬には、関東地方の気温は一旦、少し下がり凌ぎ易くなりましたが、日本海の西から東にかけては大雨と集中豪雨となり、過去にない状況となって川の氾濫、家屋の浸水と大被害の画像が流され釘付けになり見入っていました。

熱中症の予防対策として(8月13日毎日新聞より)

  • 体調管理
  • 水分補給と塩分補給
  • 夜間の室温をうまく冷房を使用して27度以下に保ち、寝具やパジャマは素材によって暑さの感じ方が違うので、できるだけ夏用に替える。ただし、保冷剤などで冷やしすぎると肩こりなどの原因になるので、冷やすのは眠る直前までにする。

 一方、体調管理としては「快眠する」ことです。8月13日の毎日新聞に掲載されていました、大手食品会社「味の素」の健康ケア事業本部のK課長は、「体の内側と外側から環境を整えることで眠りの質を高めることができる」とコメントしていました。
 人は眠る際、体の深部を最低限の温度に下げるため、体の表面から熱を放散させる。睡眠時の体温が、体が活性化している時と比べ1度程度下がるとスムーズに眠りに入りやすい。熱帯夜は熱の放散が難しいので、運動などであえて外気温より体温を高め、自然に下がりやすくする。
 具体的には、睡眠前の軽いストレッチや、ぬるめのお風呂、トウガラシ料理などで体温を上げた後、エアコンや扇風機などの涼風にあたると自然な深い眠りにつきやすい。
 K課長は「朝日を浴びたり、昼間に活発に過ごしたりすることも、夜に眠る欲求を強めるので効果的」とアドバイスしています。
 私は、毎日の新聞を楽しみにして「コメント・記事」を探し、「今回は、何か新しい方法があるかな?」と期待したものです。
 私は、睡眠前の軽いストレッチ、ぬるめのお風呂と冷房27度(電気料の消費は上がりました)にして快眠できるように努力しました。

「暑さ日本一」交代と「商魂」逞しさ(8月13日毎日新聞より)

 8月に入って酷暑がぶり返し、日本列島は12日の酷暑が続きうだっていました。8月12日に高知県四万十市の気温が41.0度となり、早くも「商魂」として住民が早速「日本一暑いまち」の手作り「あつさ日本一」の看板を掲げ笑顔をみせアピールしている地元の小学生たちが新聞に掲載されていた。同市西土佐商工会の酒井奈穂事務局長は「あつさ日本一」と書いたパネルを作り、観測点近くにある直売所に掲げた。「激辛フードやTシャツなどのグッズ製作も検討します」と商魂逞しさを示していました。
 一方、2012年の夏は最高気温の全国1位が17日間もあった群馬県館林市はこの日、38.1度と平凡な気温。「高温の日は夕方セール」とうたう市内のショッピングモールは一度もセール実施に至らず、担当者は「他にすごいところがあって拍子抜けです」と話しているニュースが目に入りました。
 また、それまで最高気温歴代トップの記録であった埼玉県熊谷市・岐阜県多治見市40.9度(2007年8月16日)がっくりという記事も目にはいり、とくに熊谷市は2005年から「あついぞ!熊谷」と銘打ち、「日本一」の称号を使用してきた。市商業観光課の担当者は「パンフレットやホームページから『日本一』の文字はとらないといけないですね」と苦笑。市長は「『暑さ日本一』から『暑さ対策日本一』を目指していたところだ。気持ちの暑さや人情の厚さもあるので、今後も『あつさ』をキーワードに地域振興に取り組んでいきたい」とコメントを出していました。
 さらに、岐阜県多治見市の12日最高気温は全国5番目の39.3度。3日連続で39度以上を観測し、市民らは「暑さはうんざり、どうせなら日本一の方がよかった」と複雑な心境を示した。
 私は、毎日の猛暑にうんざりではありましたが、この記事を微笑みながら読み、人間の「商魂」逞しさに脱帽でした。

どうして竜巻は起きるの?

 9月1日は防災の日、多くの場所で種々な場面を想定しての訓練が実施されたことをニュースで紹介していました。
 9月2日午後2時すぎ、埼玉県越谷市で竜巻とみられる突風が発生、同県松伏町を経て約14km離れた千葉県野田市へ達した。両県で重・軽傷を負った人たちのほか、家屋がなぎ倒されて多くの被害がでました。気象庁は「竜巻とみられる」として、9月3日に職員を越谷市と野田市に派遣し、現地調査を開始しました。
 さらに、9月15・16日は台風が上陸し、深夜の2時頃に突風が発生し竜巻となり、埼玉県熊谷市に被害がでました。この時間帯に、竜巻が起こることは想定外だった、という発表でした。

竜巻はどうしておきるのか?(毎日新聞より)

 夏から秋にかけては、上空の冷たい空気の下に、暖かい空気が入り込み、大気の温度差ができやすくなります。このような不安定な状態になると、地表付近の暖かくて軽い空気が上に向かい、上昇気流となって積乱雲を作ります。このとき風向きなど何らかの原因で回転が起きて渦になると、中心ほど気圧が低くなり、回転の半径が急激に小さくなって竜巻ができます。フィギュアスケ―トで、腕を胸に近づけると回転が速くなるのと同じ原理です。
 専門家によると、関東地方は西側に秩父山地、丹沢山地があり、南から暖かく湿った空気が入り込みやすく、大気が不安定になりやすい地形だそうです。ロッキー山脈の東に広がる平野部にメキシコ湾から暖かい空気が流れこみ、巨大竜巻が発生する米中西部と同じような仕組みと考えられます。

秋分の頃を迎えて

 朝夕は、めっきり涼しくなってきましたが、日中は残暑の厳しい日が続いています。日中の暑さ対策はまだまだ必要です。夜は、一日の疲れを「ぬるめの風呂」にゆっくりと入って、掛物の調節で快眠しましょう。これからは、一日の温度差を気にかけて、体調管理をしましょう。
 まだまだ、台風、突風、雷、竜巻の危険性は充分にあります。
 今年の異常気候による災害被害が多く生じ、気象庁は「命を守る行動を取ってください」と呼びかけ、新しい法を定めました。さらに今、「雷・竜巻危険度レベルで『注意情報』」の導入検討を始めています。
 気象庁は2008年3月に、従来の雷注意報を補足するものとして竜巻注意情報の発表を開始。しかし、分かりにくい等の意見が出ており、気象庁気象防災推進室は「段階的に警戒の度合いを高められるような形にして、被害減少につなげたい」としています。私たちとしては、注意情報が多くなり整理できる能力を養わなければならないと感じています。 今年の異常気候が、「地球温暖化」と切り離して考えられないとしたら、自分たちにできることを身につけ、まずは自分たちを守っていきたいと思います。

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